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~Genovision Dock® 健康づくりのヒント~  遺伝的リスクを知ったら、 次は「何をするか」。

公開日: 2026.10.16

検査

Genovision Dock®の会員サイトには、70疾患それぞれについて、世界654報の研究から整理した298種類の予防行動が、根拠の確かさを示す評価とともに掲載されています。

「平均よりリスクが高い」と表示された疾患に、どのような生活習慣が関わると報告されているのか。一般的な健康情報ではなく、ご自身の検査結果にもとづいて、疾患ごとに、しかも「その研究結果がどのくらい確かなのか」まで確かめられるのが予防行動リストです。

※Genovision Dock®は、遺伝子配列の特徴を解析し、同じ特徴を持つ集団の傾向として将来の疾患罹患リスクを統計的に示すサービスです。現在の疾患を診断したり、個人の将来の発症を断定したりするものではありません。高リスクの表示は発症を意味せず、低リスクの表示も発症しないことを意味しません。

遺伝的リスクは、健康づくりを考えるきっかけです

Genovision Dock®が対象とする多因子疾患の発症には、遺伝要因だけでなく、年齢、環境、生活習慣など複数の要因が関係します。遺伝的リスクが高いという結果は、将来を決めるものではありません。

生まれ持った遺伝的な傾向を知り、今から選べる行動を考える。それが、検査結果を健康づくりに生かす第一歩です。

70疾患、298種類の予防行動、654報の研究成果

「予防行動」と聞くと食事や運動を思い浮かべるかもしれませんが、リストには睡眠、飲み物、生活環境、健診や検査、日々の過ごし方まで、幅広い行動が並んでいます。

掲載数は疾患によって異なります。多い疾患では、1つの疾患について数十種類の予防行動を確認できます。

同じ食品でも、疾患によって研究結果の向きが違うことがあります

予防行動リストを疾患ごとに見ると、同じ食品が、ある疾患では「よくとる」、別の疾患では「控える」として掲載されている例があります。

大豆でも同様に、乳がんや2型糖尿病などでは「よく食べる」、膵がんでは「控える」とする研究が掲載されています。

「体に良い」とされる情報が、どの疾患にも同じように当てはまるとは限りません。だからこそ、検査結果でリスクが高いと示された疾患のページで確かめることに意味があります。

※こうした違いは、個々の研究で観察された関連を示すものです。1つの研究結果だけで特定の食品を極端に増やしたり、やめたりせず、食事全体のバランスを大切にしてください。持病や食事制限のある方は、医師や管理栄養士にご相談ください。

多くの疾患に共通して登場する行動もあります

一方で、数多くの疾患のリストに共通して登場する行動もあります。複数の疾患でリスクが高いと表示された方は、共通する行動を最初の一歩の候補にするのも一つの方法です。

このほか、「コーヒーを飲む」は20疾患、「PM2.5を避ける」は16疾患、「緑茶をよく飲む」は15疾患のリストに掲載されています。

こんな行動も、研究で報告されています

リストには、意外に感じる行動も少なくありません。どの疾患について、どのような研究が報告されているのかは、会員サイトで確認できます。

※本記事の集計は2025年8月14日時点の予防行動リストにもとづきます。予防行動数は行動ID単位、参照論文数は同一論文を1報として重複なく集計しています。掲載疾患数は会員サイト上の疾患区分で数えており、例えば「肺がん」「肺がん(肺腺がん)」「肺がん(肺扁平上皮がん)」はそれぞれ1疾患として数えています。

「根拠の確かさ」も、あわせて確認できます

研究と一口に言っても、対象者の規模や研究の方法、報告された関連の大きさはさまざまです。予防行動リストでは、掲載している研究紹介の一つひとつに、根拠の確かさを示す3段階の評価を付けています。

最も高い評価が付いているのは、掲載されている研究紹介1,064件のうち22件、全体の約2%にとどまります。その多くは、禁煙、節酒、ピロリ菌の除菌に関する研究です。どの行動に高い評価の研究があるかは、何から始めるかを考えるうえでの手がかりになります。

「どんな行動が報告されているか」だけでなく、「その根拠がどのくらい確かか」も見ながら、取り組む行動を選べます。

※評価は、掲載研究の根拠の確かさを比較するための目安です。評価が高い行動ほど個人にとっての効果が大きいことや、評価が低い行動に意味がないことを示すものではありません。件数は、疾患・性別ごとの研究紹介を1件として数えています(2025年8月14日時点)。

研究から見えてきた、生活習慣等と疾患リスクの関連

会員サイトの予防行動リストでは、行動ごとに研究の概要、参考文献、根拠の確かさの評価を確認できます。ここでは、リストに掲載されている研究の中から、報告された関連が比較的大きく、根拠の評価も高いものを4つ紹介します。

以下の研究例について
以下は集団を対象とした主に観察研究の結果です。数値は研究内の比較群に対する相対的な指標であり、個人に同じ効果が生じることや因果関係を示すものではありません。RRは相対リスク、HRはハザード比、ORはオッズ比、95%CIは95%信頼区間を示します。

研究の数値は「自分には何%の効果があるか」を示すものではありません。
「どのような生活習慣が健康と関連しているのか」を知り、自分に合う行動を考えるための材料としてご覧ください。なお、掲載研究は、Genovision Dock®の遺伝的リスク区分ごとに行動の効果を検証したものではありません。

すでに受検された方へ

会員サイトで、あなたの疾患の予防行動を開いてみましょう

検査結果を確認して終わりにせず、リスクが高いと表示された疾患ごとに、予防行動リストをのぞいてみてください。

  1. 検査結果を確認する
    検査結果上、平均より遺伝学的リスクが高いと表示された疾患を確認します。
  2. 予防行動リストを開く
    対象疾患について、どのような生活習慣等との関連が報告されているかを確認します。根拠の確かさの評価や、複数の疾患で共通する行動がないかもあわせて見てみましょう。
  3. 健康コラムで実践のヒントを探す
    管理栄養士の解説を参考に、食事や健康づくりを日常生活へ取り入れる方法を考えます。
  4. できそうな行動を1つ選ぶ
    「昼休みに10分歩く」「夕食に野菜を一皿加える」など、いつ、何をするかを具体的にします。

予防行動リスト

「どのような関連が報告されているか」を知るための資料です。対象疾患ごとに研究の概要、参考文献、根拠の確かさの評価を確認できます。

管理栄養士の健康コラム

「毎日の生活にどう取り入れるか」を考える参考になります。食事や健康づくりについて、実践につながる情報を管理栄養士が解説しています。

完璧ではなく、続けられる小さな一歩を

  • いつもより少し多く歩く、または階段を使う
  • 長く座り続けず、定期的に立って体を動かす
  • 食事全体のバランスを見直し、野菜を一皿加える
  • 欠食や就寝直前の食事が習慣化している場合は、食事の総量・内容や生活リズムも含めて見直す
  • 喫煙している場合は、禁煙について医療機関や禁煙支援に相談する
  • 年齢などに応じて推奨される健診・検診を受ける

まず1つ試してみる。続けにくければ方法を変える。できたことを積み重ねる。その繰り返しが、健康づくりを生活の一部にする助けになります。

※年齢などに応じて公的に推奨される健診・検診は、検査結果の高低にかかわらず受けてください。症状がある場合は、検査結果だけで判断せず、医療機関にご相談ください。

あなたの疾患には、どんな予防行動が載っていますか?

高リスクと表示された疾患の予防行動リストを開き、根拠の確かさも見ながら、取り組めそうなことを1つ選んでみましょう。

予防行動リストの表示手順

ログイン → 検査結果 → Genovision Dock → Webサマリ → 対象疾患を選択 → 予防行動

これから受検を検討される方へ

受検すると、「自分に関係する予防行動」から考えられます

健康に良いとされる情報は世の中にあふれていますが、すべてを実践するのは現実的ではありません。Genovision Dock®を受検すると、遺伝的にリスクが高い傾向にある疾患が分かり、その疾患に関連する研究を会員サイトで確認できるようになります。

遺伝的な傾向を知る

どの疾患について、平均より遺伝学的リスクが高い傾向にあるかを確認できます。

疾患ごとの予防行動を見る

リスクが高いと表示された疾患について、世界の研究で報告された生活習慣等との関連を、根拠の確かさの評価とともに確認できます。

実践のヒントを得る

管理栄養士による健康コラムで、日々の食事や生活に取り入れる工夫を学べます。

自分の傾向を知ることから、始めてみませんか?

サービス内容や検査の流れは、Genovision Dock®のサービス案内でご確認いただけます。

Genovision Dock®のサービス案内を見る

遺伝的な傾向は変えられなくても、今日選ぶ行動は変えることができます。

検査結果で知る。

予防行動リストと健康コラムで学ぶ。

そして、一歩行動する。

未来の健康は、今日の小さな積み重ねから始まります。

参考文献

  1. O'Keeffe LM, Taylor G, Huxley RR, et al. Smoking as a risk factor for lung cancer in women and men: a systematic review and meta-analysis. BMJ Open. 2018;8(10):e021611. doi:10.1136/bmjopen-2018-021611. 論文を確認する
  2. Sasazuki S, Inoue M, Iwasaki M, et al. Effect of Helicobacter pylori infection combined with CagA and pepsinogen status on gastric cancer development among Japanese men and women: a nested case-control study. Cancer Epidemiol Biomarkers Prev. 2006;15(7):1341–1347. doi:10.1158/1055-9965.EPI-05-0901. 論文を確認する
  3. Inoue M, Yoshimi I, Sobue T, Tsugane S. Influence of coffee drinking on subsequent risk of hepatocellular carcinoma: a prospective study in Japan. J Natl Cancer Inst. 2005;97(4):293–300. 論文を確認する
  4. Toyokuni E, Okada H, Hamaguchi M, et al. Eating behaviors and incidence of type 2 diabetes in Japanese people: The population-based Panasonic cohort study 15. J Diabetes Investig. 2024;15(8):1017–1025. doi:10.1111/jdi.14207. 論文を確認する
  5. Genovision Dock®について・サービスポリシー. 公式説明を確認する

記事をご利用いただく際の注意事項

  • 本記事は、研究で報告された統計的な関連を健康づくりの参考情報として紹介するものであり、特定の疾患の予防、診断、治療効果を保証するものではありません。
  • 記載したRR、HR、ORは、各研究の対象集団と比較条件に基づく相対的な指標です。個人の絶対リスクや、行動による絶対的なリスク低下を示すものではありません。
  • 紹介した研究は、Genovision Dock®の遺伝的リスク区分別に行動の効果を検証したものではなく、本サービス利用による発症抑制効果を示すものでもありません。
  • 観察研究は生活習慣等と疾患リスクの関連を示しますが、因果関係や、特定の行動の予防効果を直接証明するものではありません。
  • 低リスクの表示も発症しないことを意味しません。公的に推奨される健診・検診は結果の高低にかかわらず受け、症状がある場合は検査結果だけで判断せず医療機関に相談してください。
  • 治療中の方、妊娠中の方、食事制限のある方、サプリメントの利用を検討している方、健康上の不安がある方は、自己判断で生活や治療を変更せず、医師、管理栄養士、薬剤師などの専門職にご相談ください。

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